日々の泡泡

日々のごはんと気になったことなど記録します。

鯖缶コロッケカレー🍛🐟

おひるごはん

鯖缶コロッケ
レトルトカレー
サラダ


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社内の若手が体調不良になってしまい、急遽引き継ぐことに。
わたしも大型案件が動き始めていた矢先だったので、体制どーする問題で社内ミーティングが目白押し。とりあえずすでに走り始めている後輩がもってた超体育会系案件にジョインしまして、、これまで昼ごはん作ってアップしてきましたがなんだか異常に忙しくなりそうなので、これからは時間とれなくてお昼ごはんつくるのは難しくなりそうだな・・



鯖缶コロッケは先日ハムちゃん失踪中に作ったものを冷凍しておいたものです。


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土曜日に観た映画記録①


アダマン号に乗って

フランス、セーヌ川に浮かぶ船が精神疾患患者の方のデイケア施設になっていて、その日常を追ったドキュメンタリー、さらにベルリン映画祭の金熊賞(最高のやつです)になったというのに、日本ではミニシアターでしか上映してない映画ですね・・


金熊賞は、映画の芸術性、革新性、社会性を重視するそうなのですが、こちらの作品は社会性を重視されたのかなと思います。


かわいらしいチラシやナレーションの入った予告編を見ていたので何も考えずに映画にゆだねて観始めたのですが・・
デイケア施設の説明も一切なし、ナレーションもなし、淡々と施設の様子と個々のインタビューだけで展開していくので・・正直途中は退屈してしまうような構成でした。


施設の方針は、個々の生きる権利を訴える、というリスペクトなのかなと感じました。


冒頭は患者の男性の歌から始まるのですが、この歌がまずかっこいい、「人間爆弾」というテーマでかなりパンクなんですよ。Foolsの伊藤耕さんを彷彿するかっこよさ。


なんの説明もなく記録映像だけ魅せられて意味がわからない部分もあったりするのですが、フランスの劇映画(イメージでいうオシャレな・・)では見られない、市井の人たちが、日本人と何も変わらないのが生々しく、他国の物語ではないということを認識させられました。


正直、この人は精神疾患なんだな、と思う人もいれば、スタッフなのか患者なのか区別がつかない人もいる。


たぶんそれがこの施設の素晴らしいところで、スタッフも患者も分け隔てなく意見を言う場がある、さまざまなワークショップ(語り合いや、絵画やゲーム)で表現できる、患者のそれぞれの個性や才能が発揮できる場がある。


映画の中で、音楽は本当にみんな素晴らしくて、冒頭の人間爆弾以外にも素晴らしい演奏や作曲が見れました。


鑑賞直後は、「わかるけど、多くの人に伝えるには、さすがにもう少しわかりやすくするべきでは・・?」と思ったのですが、作品性としては今の形がベストなのかもしれません。


「観た人がどうインプットして、どうアウトプットするのか?」というメッセージが込められているような気がしました。


だいぶまじめで自己満の感想になってしまいましたが・・


本当のこと言うと「そろそろ終わりかな?」とソワソワした自分もいましたが・・・


結果観終わって数日経っても、あの人たち今どうしているだろう??と


というのは、いいことばかり切り取った作品ではなく、環境を整えても個々の考えとはぶつかることもあるし、不満があることは当然である、というリアルな部分が残っているところかなと思います。


人と人の関係性は、結論などなくて常にケースバイケース。


そんな感想も含めて残像の解像度が高い映画でした。