日々の泡泡

日々のごはんと気になったことなど記録します。

稲庭うどんで鍋焼きうどん。

おひるごはん

昨日の鍋の残りで鍋焼きうどん。


あさごはん

みかんといろいろ


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今朝は寒かったです。
わんこの散歩にいつも通り出発しましたが、うちのコ超ヘタレなので。
数歩歩いて用だけ足すとくるっときびすを返して家に帰ってきてしまいました。


そしてヒーターの前で身体を温めて、結局散歩はパスでした。


仕事してたら友達からLINEがきて
ワクチン接種で映画が安くなるらしーよ!とのこと・・


イベント割。


えーー、全然知らなかった!!
今月末までじゃないの~~


12月から何本映画みていると思っているのだ!!
もっと早く知っていれば~~~


今週末はこれ使って2本くらいは観れるかしらん。


そんなくやしさを胸に・・先週末は昨日書いたルイスウェインの他にあと2本映画観たので備忘録です。
マニアックめですが・・


THE FOOLS ,愚か者たちの歌


わたし、、80年代後半~90年代前半はサブカル娘でしたので80年代の日本のインディーバンドが大好きだったのですが・・
80年代に伝説的にかっこよかったバンドFoolsのドキュメンタリーが上映されているので行ってきました。


ボーカルの伊藤耕氏は何度も覚せい剤で捕まって、2017年に獄中死してしまいました。
私はFOOLS全盛期は小中学生だったのであとから知ったという感じでリアタイできていなかったのですが、当時ライブに足を運んでいた知人からは「釈放された1発目のライブだけは(覚せい剤が抜けているので)最高だから外さず行っていた」とよく聞いていたので、どんだけ!と思っていたのですが、本当~~にセンス、カリスマ性が映像からも伝わるような魅力があるめちゃくちゃかっこいいボーカリストでした。


毎度結局捕まってしまうので、メンバーやライブハウス、お客さんに多大なる迷惑をかけるのでまあ常識では相手にされなくなるところですが、あまりにも魅力があるからみんな複雑な感情を持ちながらも吸引されてしまうんでしょうね。


時代もマッチしていた。


いろいろ思うところがたくさんあって感動しましたが、語彙力がなくて陳腐な感想になってしまいそうなので控えておきます。


若い頃好きだったものって、自分を形成しているものだと思うので、いまでも口には出さずとも、大切にしていこうと改めて思いました。


もう1本はまったく毛色の違う映画を観ました。


新生ロシア1991。
こちらもドキュメンタリーです。


時代背景を本当に理解していないと、ただ傍観するだけになってしまう映画でした・・
「ペレストロイカ」ってあ~~~・・何だっけ~~~~!!!という程度の中高生で習った世界史をすっかり忘れているわたしみたいなぼんやりした人間にはちと難しかったのですが・・


ソビエト連邦が崩壊する直前のレニングラードで起こった8月のクーデター(ソビエト連邦を構成する15の共和国の権限を拡大しようとしたゴルバチョフ大統領に対し、条約に反対する副大統領ら保守派グループが起こしたけど結局失敗したクーデター)の3日間を当時のカメラマン8名がレニングラードに集まった市民(最終的には8万人!)を撮影した映像を基にドキュメンタリー映画にした作品。(説明が・・長い・・!)


監督のロズニツァ監督はベラルーシ生れウクライナ育ち、2000年以降はドイツに移住している方。
ロシアやプーチンを批判する作品を輩出していて、ロシアのウクライナ侵攻を背景に日本でも上映作品が増えて注目されている監督です。


映画は、、クーデターによって戸惑う市民が、次第に共産党の支配を批判して自由を求めり8万人の群衆になるという、当時の様子を淡々と映像化しているものでした。
ナレーションやテロップでの説明もほぼないのであとから答え合わせしないと感想が書けない難しい映画でした。


なんで観に行ったかというと・・ロシアのウクライナ侵攻の根本の問題を知りたいから・・なのですが、本当に難しいですよね。


ロシアの国民も、ソ連時代から、みんな自由や安定が欲しかったし裕福にもなりたかった。
帝国主義的な国家で、変えたくても変えられない背景がある。
裏切者や抵抗勢力は毒殺とかされちゃう世界だもんね・・


ロシアの未来に期待した国民が、結局ロシアになっても自由を得られなかったのではないかなというなんとも言えない気持ちになりました。


ロズニツァ監督はロシアは旧体制の犯罪行為を罰することをしなかったので、結果国家を運営する権力者が変わっただけで独裁国家だった過去から本質的に変われなかったと主張しているとパンフレットにありました。


ウクライナ侵攻からもうすぐ1年がたつのに、私まったく理解が及んでないな~という動機から見に行きましたが、もっと世の中のこと知らないとやばいな・・と改めて感じる機会になりました!


しかし本当に説明がまったくない映画だったので・・8名のカメラマンが何の目的で撮影し、なぜその映像がロズニツァ監督の手に渡ったのかとか気になる。


こういう作品撮り続けるって・・命がけだよね。